KENのお気に入りの歌一覧
うすべに
夜明け前 つめたい霜にしおれても陽によみがえる大根の列
10
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横井 信
大雪の街のニュースも昼ごろにひと息ついて迎える聖夜
12
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詠み人知らず
イブの夜も更けてはたりと風は凪ぎはるか上空鈴の音を追ふ
13
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うすべに
張り替えたさくら模様に春おもう 白さまぶしい和室のひだまり
11
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ながさき
岸田さん 内閣支持が 弐割五分 支持をしないが 七割以上
7
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滝川昌之
この辺り夏に埋葬した蝉の墓碑銘も無き冬枯れの路
15
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茂作
霧晴れて不意と現る石地藏 相模の海行く舟を見守る
13
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詠み人知らず
もろともに泣き笑いして歩み来し情け深きは知るや気心
8
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へし切
恙なく一日ひと日を終えばよい 残り僅かな この年の瀬に
13
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ななかまど
桜咲く切手で葉書塞ぎおり小樽運河の凍てたる夜を
12
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横井 信
雨の降る冬の小道で傘をさし今日の用事を数えて歩く
14
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うすべに
いなかから届いた荷物は波の音 潮のかおりのやさしいこころ
10
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うすべに
枯れ葦のざわめき寒い さざなみにまだ眠らない亀の息継ぎ
9
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ななかまど
熟れ柿にふわり載りたる雪帽子色なき野辺の泡沫の景
14
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へし切
冬の夜は時雨てぞなほ身は寒み 一日を心に描く衾かな
10
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滝川昌之
人生の右折ラインが青になり病んでた叔母が今、曲がり逝く
15
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茂作
水盤に妻が刺したる松の枝 青々として新年はもうすぐ
12
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詠み人知らず
胸の内ひとつ拘り手放しむ時の河下りて海を慕へば
7
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横井 信
冬空に湯気がふわりとのぼってくはたらく街の遠い煙突
9
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横井 信
木に残る枯れ葉をさっと手に取ってぐっと握ればひなたの香り
12
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