詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
街角の風はやさしく頬を撫で僕を惑わす春のため息
17
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夢士
裸木の樹形美し春の空鳥の囀り里山の路
17
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うすべに
水仙のほほえみ消えた佐保川の ふくらむ蕾 空をせばめる
12
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可不可
富士山に登った事になるのかな 所々に富士塚いまも
7
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藤久崇
うらの水 流ればせめて みな底に なずめる闇の けがれともども
14
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滝川昌之
休耕の田畑を鳥がつつきおり老いた大地を労うように
21
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煩悩
ずっと青春をおぼえていようだにぎやかな遊びと草原見つめ
5
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夕夏
ぼんのうをすてさるならばみらいなどすべてすてさるうきよのながれ
5
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もみじ☆彡
白妙の 袖なよやかに 雪柳 籬に寄りて 招きたらばや
16
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麻矢
ああ春の柳の芽吹きが美しい跳ねる涼める憩ふたゆたふ
6
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横井 信
見下ろせば春の光を吸い込んで魚の影は川面に揺れる
15
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KEN
冬送る けむり淺香に たなびきて 霞におぼろ 畔歩く人
14
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夢士
水ぬるむ水面にあまた魚の影一人の老爺餌を投げ入れむ
15
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夢士
天めざす葦の水面に水鳥の作る波紋や春のメロディ
10
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うすべに
笑いあう 優先座席のふたり連れ 指輪の色につもる年月
17
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恣翁
回春の情に溺るる猫二匹 月に狂ひて 永く鳴き交ふ
13
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滝川昌之
親と来て下宿を探す学生に不安を勝る夢あふれおり
17
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詠み人知らず
急坂はスイッチバックで登り降り転ばぬ先の杖と一緒に
12
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煩悩
銀の大袈裟なぬくもりだった鳥かごは野生を閉じ込めた教会
6
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灰色猫
音もなく水面を泳ぐ蛇のよう心に秘めた桜月の恋
12
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