コタローのお気に入りの歌一覧
村木美月
ベランダであの夜凍えた魂をたまに解凍してみて泣くの
14
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村木美月
救ってはくれない人を待っている朝焼けだけがいつもやさしい
106
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へし切
返り咲く花もありやと吾が庭の小春のどけき石蕗の花
17
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へし切
寂しさに付きつ離れつ寄り添ひて 生きるもそれも また老いの人生
15
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へし切
教育も入試もすべて民営化 何をか言わんや 人の学び舎
12
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へし切
入り日さす佐保の山辺のははそ原もみぢに色も染まりけり
17
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へし切
小春日の 日中 照る日の穏やかに 冬立つ野辺の色かはりゆく
22
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横井 信
枯れススキ見下ろし走る列車へと乗り継ぐ人の吐く白い息
11
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横井 信
街中に届いた秋の彩りに缶コーヒーのぬくもり探す
13
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横井 信
前を見て進む小径に朝顔の季節はずれの夢が咲いてる
15
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横井 信
秋深く野山を駆けた北風を海へと送る鳥の歌声
14
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横井 信
ふと沁みる治りかけてた傷口にそっと触れてく秋の夕暮れ
15
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神戸風見鶏
鷄頭の紅色褪せし秋の末 六甲颪早や吹き出づる
23
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神戸風見鶏
人の世の憂ひ喜び悲しみを なべて降り敷く花のもみぢ葉
32
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神戸風見鶏
淡き花柔き緑葉眞紅の實 ふりはてゆきて冬花水木
23
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神戸風見鶏
山茶花のさ白き蕾ふくらみて 去年に変はらぬ冬さりにけり
24
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神戸風見鶏
史と樂に澪を求めて越しぬれど 歌の道には標なしとや
28
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うすべに
高原の夏の記憶をなつかしむ まつむし草を揺らす秋霧
9
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滝川昌之
封切りの梅酒一口 酔芙蓉 秋の茜は妻をも染めて
21
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滝川昌之
探偵を模したパイプはハッカ味 二十面相追う少年団
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