日置鳩子のお気に入りの歌一覧
絮谷新
今日はよくものらが手から落ちる日で葱、箸、レンゲ、眼鏡、しあわせ
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只野ハル
田の畔の草が刈られて積み上がるその束の中彼岸花あり
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只野ハル
左肩が雨に濡れるけれど君の右肩が濡れなければいい
21
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只野ハル
餡パンを割いて薬を餡に混ぜ父に食べさす朝の食卓
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只野ハル
確執を忘れたような父と居る介護者と被介護者になり
23
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只野ハル
こぼしても時間かかれど食べている母を見守る手を控えつつ
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只野ハル
取って来た冷えた新聞すぐ読めずテーブルに置き指温める
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林林
子供からサンタさんへのプレゼント小さな手から編まれる毛糸
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へし切
逢ふごとに小さくなりぬ母の背のあの日の温もり今も忘れじ
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へし切
君が逝きむなしく過ぎる侘びし身の言の葉なくて梔子の花
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詠み人知らず
何故捨てた 何故捨てたのよ 戻し汁 どうせ美味しく出来ませんけど!
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灰色猫
長雨に潤う木の葉は煌めいて夏を告げつつ濃さを増しおり
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ふじこ
背中撫で君に歌った子守唄今では君が一人で歌う
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松本直哉
末の子にくちびるよせて起こす朝頬の産毛のほのかににほふ
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松本直哉
蝶々のかたちにむすぶ帯ゆれて祭り太鼓にいそぐ乙女子
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松本直哉
はにかみて母の裳裾に隠れしが片目をみせてわらふをさなご
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松本直哉
テーブルをたたきうながす子の口にほぐして与ふ鰆の切り身
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あゆか
惑星の軌道がたまに近づいてそっと離れる君と私も
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やじまっく
支配しているのか支配されているのか校舎を見回るあなたは
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やじまっく
この角を曲がったあとの僕たちは他人のように振る舞うルール
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