コタローのお気に入りの歌一覧
菜々子
何故だろう諦めること決めたのにあなたを見たら苦しくなった
5
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菜々子
そよ風と清き流れに耳すませ君へと送る文考へる
10
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うすべに
はかなくて 夏のなごりのさくら貝 壊れるものと知りつつ拾う
13
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うすべに
遠い日に 忘れ物した物語 流れる霧にぼんやり浮かぶ
8
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水色一揆
去りがたき暗き火の色血の色の雲とし見ればわが夕照
4
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水色一揆
草臥れた老いし山羊ありもろともに寝転んで聴く入相の鐘
6
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水色一揆
さしのべしその手懐かし白椿未生の姉は中空に萌す
10
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千映
色つきて乙女の頬の如し山腕組み歩く京の片隅
7
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千映
共通の話題に触れる瞬間に半世紀の過去突如現る
5
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千映
納骨を済ませ弟に初めての握手に込める感謝の気持ち
9
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千映
落葉の済みし幹枝だけの樹々夕陽が透ける眩しい感動
4
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千映
生真面目に古希まで仕事した人の認知の噂耳を疑う
11
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恣翁
顔洗ふ水の冷たさ 身に沁みて 年の残りを数へ初むらむ
12
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恣翁
群れをなす鴎の 低く飛ぶを見ば その夜必ず 凩吹くなり
12
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恣翁
梔子の 赤く熟せる実は裂けて 弾けむずるか 坪庭の冬
16
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恣翁
夕闇に 芒の花の 仄白く光る今宵は 十三夜かも
15
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村木美月
泣き笑いみたいな空も君のせいあなたが全部悪いんだから
9
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村木美月
神様に内緒の恋が立ちのぼる 激暑八月 陽炎の中
13
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村木美月
君恋し 鳥のさえずり 秋の風 ふいに聞こえる懐かしき声
17
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村木美月
花びらのやうにすり拔け微笑ふひと柔らかき棘われに殘して
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