詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
光源氏
いとほしき君がささやき思ふれば尽きることなき愛の満ち潮
11
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詠み人知らず
進み方 立ち止まり方 分からずにふらりクルクル 私のコンパス
21
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詠み人知らず
夜になる 昔が息を吹き返す 痛かったのにと責められるよう
14
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詠み人知らず
母作る雑煮と父の甘酒が恋しと思いつ丸餅を焼く
13
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林林
三日月の泣きぼくろかな星ひとつ寄り添うやうに輝きにけり
29
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林林
駅伝とすれ違いゆく車窓には目にも止まらぬ韋駄天の行く
21
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詠み人知らず
おみくじは小吉なれど言葉あり 寝ても覚めても 笑えわらえと
28
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恣翁
黒塀の奥より高くカラカラと 格子の音の響きたりけり
17
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恣翁
未だ九時を少し回りしばかりなるに 冬し 勤めの帰途急ぐめり
16
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恣翁
美しき君を 膝にし抱きしまま 死して二人は化石とならむ
22
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恣翁
鵲の 林の上に架けし橋 渡り来らめや 月の音ならし
23
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恣翁
灯の吸ふを懼るがに 息潜めつつ 君が唇動くを待てり
16
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恣翁
洗ひたる葱の薫りや 鯉飼へる川端の水に流れ 染むらむ
24
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恣翁
蜆川 不義の浮き名を憚りて 露の命や 消し流しけむ
16
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恣翁
「買ふてくだぁ。 香箱蟹は要らんかねぇ。」 霙に 合羽のおばちゃん喚ばふ
23
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恣翁
蝋燭の香を吸ひ 紅き唇の 提灯吹き消し 「死なむ。」と囁く
22
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恣翁
陰気臭き学生下宿の古畳 煙草の焦げ跡 目立ちたりけり
23
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恣翁
ウマヅラの 青き尾鰭に入り交じり キスの飴色 濡れて目立てり
23
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恣翁
糸月は 消すに雫の足らざれば 胸の熾火に燻されて在り
22
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恣翁
南天の実の零るがに ちらちらと 夕霧の底に陽の映るかな
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