詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
卯月
今日もまたひとりの家に近づけず本屋をいくつ彷徨うつもり
67
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美津村
日の暮れていまだ帰らぬ妻を待つ幼き日母を待ちたるやうに
33
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美津村
耳遠くなりたる妻と声細くなりたる吾と思ひ出ポツポツ
33
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美津村
猫の出入りに障子の一枡切り空けていよいよやさしく老いてゆく妻
34
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美津村
皿の上の最後の一つを譲り合ひ互ひに老いたり妻としずかに
91
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美津村
愛も感謝も言葉に言ふは面映ゆくバースデーケーキをぶら下げ帰る
38
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コーヤ
葉牡丹はフリル幾重も巻き込んで豪華に飾り春を出迎え
22
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コーヤ
迎春を祝うが如き微笑むは玄関飾る寄せ植えの梅
21
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沙久
「おめ結構、ひでごど言うやな」んだんだす 結構腹黒いんだす、あだし
14
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まあさ
子の道中 見守り続けてくれそうな 一番星の明るい光
22
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石川順一
昼食を食べながら聞くお経かな寒菊なども気に成りながら
21
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千映
七草粥待たずして食む朝粥は青菜二種に大根少し
17
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ながさき
今日もまた 南の空に 三日月が 銀の光を そそぐ 黄昏
32
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光源氏
移りゆく時の流れを思はざるいとしき人の月の明かりに
28
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光源氏
つくせども君に思ひはとどかざり濡らすしとねに心こめども
33
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光源氏
果てもなき時の流れに涙して花は花なれ人も人なれ
44
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光源氏
身をこがす螢はやがて消ゆるともほのかに殘るみちしるべかな
55
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光源氏
ひそやかに見え隠れする君が影心のままに月を愛でまし
48
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光源氏
花水木清らかな水で育ちたる人の心と重ね合はせん
42
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光源氏
身をまかす時の流れのうつろひにたれや知るらむ深き想ひを
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