月虹のお気に入りの歌一覧
灰色猫
切り裂いた 手首の傷が 疼くたび 綺麗なものが 鋭利に映る
19
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灰色猫
世の中に抵抗しては甘い甘い 狂った果実をむさぼり喰った
18
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紹益
夏休み しばし見ぬ間に 大人びて 憂いを宿す 君の眼差し
24
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すばる
手招きし体に触れる瞬間にするりと逃げる猫もあなたも
26
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もなca
逝く夏を知らせるように夕暮れの風がしずかに運ぶソナチネ
21
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ながさき
人体の 自然治癒力 呼び覚ます 全細胞よ 生きるチカラを
14
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詠伝
冷ややかな秋雨の夜を明かす蛾は同種の遺骸に何を思うの
9
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まぽりん
見し夢の形見にもせむ空蝉の身をかへてける後の衣を
22
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つゆくさ
花々に 挨拶をして水替えて 微笑んでみる 今日も頑張る!
9
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へし切
時雨ふるつらき浮世の涙とてつかの間見ゆる晴れわたる空
33
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詠み人知らず
夜も更けて話し相手もない吾に虫の音だけが囁きかける
16
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詠み人知らず
夕暮れの観覧車から見る空はゆっくり私を淋しくさせる
33
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碧香
幼子と指切りげんまんしてみたが針千本はすぐに必要
6
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あまおう
好かれても会話の端の「注一」の 欄外にある「友だちとして」
22
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まぽりん
来ぬ人を待宵草のゆふ闇に花さへ咲きぬかれゆくものを
28
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まぽりん
梅の花かざす乙女の袖濡れて止まず恋ひしき初雪ぞふる
108
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ながさき
全身の 六十兆個の 細胞に 気力を出せと 指令を送る
29
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ながさき
ひさかたの 光差し込む 窓の外 空の青さに しみじみ見入る
24
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へし切
夕闇をやさしくつつむ仄明かりおわら恋歌胡弓がむせぶ
29
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へし切
らしからぬ夏の終わりは淋しいと残暑見舞の居場所をさがす
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