詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
千映
一瞬になごりの雪も降り止んでお名残り惜しやのこころ高ぶる
9
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へし切
千鳥鳴く清き浜びに知る跡の波に消ゆとも人なつかしも
22
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横井 信
真夜中の露天風呂にてひとりきり湯船に落ちる雨音を聞く
18
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水中あやめ
浜千鳥跡にもしるき物思ひ今は消えなむ波のまにまに
23
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詠み人知らず
變へられぬ未來と過去を行き來して春と云ふのに風花の舞ふ
7
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滝川昌之
デッサンに色を置くごとまた一つ明日またひとつと咲く野の花よ
24
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灰色猫
この恋の痛みが分かち合える事それは眩しい救済でした
14
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ななかまど
大きめの弁当箱の卒業す母の十八番の厚焼き卵
5
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煩悩
まだ猿だった理性もなかった俺達はひとつの林檎に命を賭けたな
6
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桜田 武
娘に送るハンバーグその箱をびっしり詰める妻の尽きぬ親心
6
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詠み人知らず
気がつけばひとつ作業にかかる時間長さと年齢とはいびつに比例す
9
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新座の迷い人
妻植えし カサブランカの 写真見て 元気な姿 懐かし眺め
14
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KEN
咲き急ぐ 花の蕾を 諭す如 冷たき月の 光降るかも
20
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夕夏
いっぽんのろうそくのひがきえるときそいてたつともしびもゆらめく
7
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横井 信
過ぎてゆくいち日をただ歌にして見送っていく暁の月
13
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行中納言中将知師
奥山を通ふ人にぞみちびくは ただ春の夜の朧月かな
7
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滝川昌之
振り子打法 努力は他者との比にあらず 量りは自分の中にあるもの
19
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可不可
春やすみ会員証は青白い頬に桜のスタンプ捺して
7
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普徳亭大崇
桜咲き 時期も彼岸に なりぬれど 今日の寒さに 冬思い出す
3
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cancer
カーテンを取った窓から見る青は最初の日振りの景色だ、さよなら
6
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