桜田 武のお気に入りの歌一覧
ななかまど
網戸より入る冷気に気づくとき闇ねばるごと夏が近づく
8
もっと見る
ななかまど
朝刊は梅雨に入れば玄関にポリの袋でよそゆきの顔
6
もっと見る
ななかまど
いさぎよく身の葉を降らす竹見ればすがりつくこと悪しく思ほゆ
10
もっと見る
滝川昌之
ハイカラさんごとく日傘を差したのは雲影見上げた紫陽花でした
12
もっと見る
滝川昌之
根回しで会議に同意の挙手が増え 庭のスギナに処世を習う
16
もっと見る
滝川昌之
三脚のカメラ覗いて父が笑む家族が並んでいるだけなのに
16
もっと見る
灰色猫
乱舞する水辺のほたる懸命に愛してるって光っているの
9
もっと見る
灰色猫
少しでも愛せる過去があったなら生きた心地はしたんだろうか
6
もっと見る
灰色猫
傷ついて壊れぬようにぼくとだけぼくは話して生きてきたのか
12
もっと見る
白瀬
電車内青き蛙とにらみ合い閑散たる床無事に帰れよ
6
もっと見る
灰色猫
ナチュラルな音符をやさしく記しゆく君の眠りの処方箋として
9
もっと見る
灰色猫
花ばかり見つめていたらまばたきが儚い蝶になってしまうよ
12
もっと見る
灰色猫
また今朝も髭を剃っては綺麗事並べるための笑顔作りさ
9
もっと見る
滝川昌之
飛来するコマドリ見ては心病み護岸工事に伐採の木々
14
もっと見る
ななかまど
足腰の衰え思い見あげれば山の雪線高くなりたり
7
もっと見る
ななかまど
簡単に知らない人の感情を共有したりスマホを持てば
8
もっと見る
ななかまど
ままならぬこと多き日はゆるがせに足に頼りて夕焼け小焼け
12
もっと見る
滝川昌之
ハネ上がる俺のくせ毛と腰痛が敏感に告ぐ雨季の近さを
13
もっと見る
滝川昌之
海側の車窓背にする江ノ電は 梅雨入り間近 長谷の紫陽花
14
もっと見る
横井 信
どこで生まれた風だろうベランダにそっと届いたみどりのかおり
15
もっと見る
[1]
<<
66
|
67
|
68
|
69
|
70
|
71
|
72
|
73
|
74
|
75
|
76
>>
[145]