詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
息災な 故人の母堂に 在りし日の 母の姿が 重なりて見ゆ
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恣翁
薔薇色の 血合鮮やか しめ鯖の 生つぽいのを 酒肴に手酌
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恣翁
天つ女の 寢たる姿や 瀬戸の海 そをグーグルで 確かめてみき
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恣翁
埋立地 ダンプ途絶えし 夕べには 荒れたる野邊に 集く蟲の音
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恣翁
街中を 男兒數人 驅け拔けて 熱き空氣の 掻き廻されつ
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恣翁
岩場から 竿出し見遣る うき越に 青一髮や 露西亞なんめる
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恣翁
仙川を 愛しみつつ 散歩する 老夫婦のごと 老ゐてゆきたし
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恣翁
缺けし齒の 痕が氣になり 弄へるを 舌先荒れて 食味落ちたり
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恣翁
伏せ居たる 女の尻の 稜線を 後ろからさす 夜半のつきかな
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恣翁
男女の川 現し身なくば 通へぬか 哀しからずや 人間の性
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恣翁
集めたる楓の落ち葉 焚き残り さらさらと 灰しめやかならし
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恣翁
誘蛾灯 淡き青田を吹く風は 水の薫りを運び来にけり
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恣翁
対岸に咲く山躑躅 新緑に刺繍しつがに 紅く点れり
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恣翁
びしょびしょの 雪解の道を通へれば 革靴の先ゆ 沁みにけるかな
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石川順一
雪の音ようやく止みぬ屋根からの落雪続いた二日間かな
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万陽
蚕が葉を虫食むごとく我の子も好物のみの虫食いをする
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コーヤ
紅の 笑みもれいずる 一枝の 麗し姿 君と重ねて
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コーヤ
寒風にひるむことなく平然と清し白梅揺れて微笑む
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沙久
いつの日か誰かを照らすおひさまになれたら満足して死ねるでしょう
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沙久
神の手によるものなのかDNA 時に残酷な配列さえも
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