佐々一竹のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
すいません三十一文字を一粒で歌える飴を売って下さい
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酔無
自転車を倒さずとめることよりも優先されるアメリカザリガニ
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みなみぐち
冷えてないビール同士で寄り添えばなんにも期待されないふたり
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山本克夫
この夏の理解者になりそこねたひとが入道雲に包まれてゆく
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向日葵
少しずつ火薬の量が増してゆく 日記帳のかたちをした爆弾
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うにうに
錯覚に慣れてしまおう見える物だけを信じて生きるのだから
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浅草大将
こころざし高師の浜の朝ぼらけいよよ燃え立つ胸の血潮は
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浅草大将
露置けば今宵も楽し草枕月と共寝のたびを重ねつ
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紺
揺らがないことが素敵とおもう午後コップのしずくに試されており
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浅草大将
日食に思ひ馳するは天ならで地を駆けりゆく汽車の食堂
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詠み人知らず
未来行きバス停留所まちあわせ5分おくれた時計台前
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竹本未來
今日という昨日と明日の隙間をいっしょうけんめい縫い合わせてる
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詠み人知らず
楽しみは泣き虫だった教え子がたくましくなって訪ねて来る時
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竹本未來
隙間という隙間すべてに檸檬を捩込んでいく酸味のある夢
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あまいりょう
拒むことなく充たしつづけるまっ白い陶器のような人でした
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リンダ
爪切りの中に収まる残骸は生きてるあかし上弦の月
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たんぽぽすずめ。
一本のマッチを擦って さあ今日も心を灯し 魂にする
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リンダ
去る人と出会う人とが交差するゼブラゾーンにぼんやりと立つ
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詠み人知らず
君のことなにも知らないひとたちが君のためだと言う哀しみは
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うにうに
休日はサファリパークに忍び込みどの獅子よりもくつろいでいる
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