まぽりんのお気に入りの歌一覧
蔓葵
秋風にまよひこし路をながむればただうたたねの夢のまくら木
15
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恣翁
夏の日の 雲の行き来を映しては 頻りに変わる山の色かな
18
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つちだゆういち
和歌を詠む動機となりた君はもう遠く霞んで活字にならぬ
13
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横井 信
夕暮れに手持ち花火へ火をつけて風にとけてく真夏の香り
13
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横井 信
故郷の夜道を照らす月光にまばらに揺れる白百合の花
14
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横井 信
夏の夜の風に呼ばれてコウモリは輝きを増す月影に舞う
7
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横井 信
穏やかな雲の流れを目で追ってゆっくり過ごすクーラーの部屋
10
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うすべに
あこがれを忘れないでと呼ぶ少女 おいでおいでと過去の方から
7
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うすべに
寝乱れたやなぎの髪も闇がくれ ともし火揺れる猿沢の池
7
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うすべに
夕暮れにほっと一息水を撒く 父の背中にまだ蝉時雨
7
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可不可
ラピスラズリの蓋で蒸し焼き 八月は瞬き忘れたキュクロープス
8
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詠み人知らず
バス通りフェンス沿いなる夾竹桃猛暑の日なか悠然と彩る
10
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詠み人知らず
ゑのころ草籠活けすれば野風來し みどり濃き山日ごと秋めける
10
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詠み人知らず
かの山や青田分けゆく湖西線お盆歸省に子等樂しみの旅
11
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滝川昌之
台風の先のうねりが届くから 海鳥 レスキュー 緊張監視
14
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滝川昌之
海の家 湿気る座敷の暗順応 残像 残響 波間のままに
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滝川昌之
草払い石を磨けば腰伸ばし卒塔婆にトンボ可し(よし)と労う
15
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ななかまど
夕立を降らせし雲の泣きやみて芝生にみどり一歩踏みだす
9
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ななかまど
あれこれと西瓜の腹を叩きみてつまるところは器量のよさに
7
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ななかまど
この夏の記憶とどめてむらさきのブルーベリーのさびしき時間
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