Chicoのお気に入りの歌一覧
貞子
おそ夏の 目覚めに聞きし夜の雨に 協和音のごとこほろぎの声
4
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貞子
我が生も 宇宙の中の一瞬と 九四歳の牧師は語る
6
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ひとみん
ことのはは 思いを乗せる うき船と 岸は見えねど 君に届けよ
12
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千映
抗がん剤 治療もせずに 天国へ看取りし家族の ことば爽やか
20
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中森 つん
東京の夏がひととき静まれば祖父の涙をまぶたに映す
6
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佗然弥(わさび)
山あいは 曇れば秋の 氣配にて蝉聲さへも 涼しげかな
4
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コーヤ
野花から野花へと舞う黄揚羽の夢の出会いの吸蜜の旅
17
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もり
夏休み子どもの声が聞こえない広場の砂が錆びついている
14
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只野ハル
反撃の許可を待つ間の派遣さる自衛隊員護るものなし
9
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只野ハル
孤独で真摯な技術者の開発の方向性の正しくあれば
6
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詠み人知らず
妻と観た映画のことを話したら 「誰と行ったの?わたし知らない」
14
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潜鯰
庭先の牡丹一華を眺むれば彼の赤想ひあはれみ覚ゆ
6
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只野ハル
冥界の氷の山に哀しみを埋め新しい地平を目指す
6
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半格斎
いわし雲立秋の空にたなびくも 地に熱こもりてはけぐちもなく
11
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半格斎
ネギならぬ茗荷の薬味冷や麦を すすりて聞こゆ遠山の鳩
13
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本能寺
今日もまた 秋はいずこに迷いしか 道教えさえ姿を見せず
13
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本能寺
朝5時にエサはまだかとネコが鳴く早く起きろとセミが応援
14
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本能寺
あの人をこんな所に入れないで!母の願いで大海原へ
12
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本能寺
綿菓子を買ってほしいと腕を取る浴衣のきみは夏の支配者
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本能寺
手巻き式父の形見の腕時計持ち主に似て先を行くなり
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