煩悩のお気に入りの歌一覧
へし切
山の蝉 姿をやよし うつくしと鳴くなるそらは 秋にやあらむ
27
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石川順一
蛾であると思えば鳥の糞である鳩の鳴き声早朝に聞く
9
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石川順一
包丁を入れる区切りの棒が取れ包丁半分落下をしたり
14
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石川順一
寝る前に歯磨き励行して居れば寝際や寝しなに恐怖感じる
12
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滝川昌之
駄菓子屋の部活帰りのご褒美の五臓に染みた青いラムネよ
25
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へし切
孫のこゑ 消へて侘しき吾が宿の 元の静寂 慣るるに難し
30
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バロンマン
一条の街道に並ぶ杉並木 内角90度で垂直に立つ
9
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バロンマン
整然と近衛兵のごとき杉並木 雑木林は混成軍か
10
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バロンマン
人間のわずか百年の一生も千年大樹も同じ一生
18
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バロンマン
神木が大きな大きな影つくる僕の身体を隠せるほどの
11
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滝川昌之
子育てを終えた燕の空の巣よ夏の初めに吾と戻れよ
27
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石川順一
青バケツ米のとぎ汁入り居り当初はモチ米だと思っていた
11
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へし切
我が宿に 幼児のこゑ 笑い顔 あふるるひと時 お盆のやすみ
22
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バロンマン
松葉色、苔色、鶯、木賊色 固有の名を持つ日本の緑
10
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滝川昌之
何フィート高くなったか秋空よ夏色褪せる雲を散らして
28
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へし切
夕暮れて風は涼しく処暑のそら鳴く音も変わる蝉のこゑかな
23
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石川順一
終戦で納得出来ぬ将校が宮城事件起こして居るよ
12
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石川順一
虫の音はスズムシ蟋蟀だけでなくカネタタキまで加わり始め
19
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滝川昌之
「存分に輝きました」とヒマワリは首(こうべ)を垂れて夏を見送る
31
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石川順一
上弦の月が夜空に昇る頃昨日と同じルートを行けり
17
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