詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
藤久崇
切りし爪 撥ねて失せしを 尋め行けば 宵の空まで 跳びて照りけり
20
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滝川昌之
昨日より離れて光る宵の星 月は背のまま追い来るを待つ
12
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コーヤ
今朝の寒さで凍えたパンジーも真昼のひかりで緩んだ笑顔
19
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コーヤ
瓶にさす梅の蕾が開花して淡き色香で部屋浄化され
17
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灰色猫
肌ぬぐう看護士の手のなめらかさ沐浴中に勃起を催す
16
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沙久
離れゆく髪が言ったの「ほら、見える?未来が笑って手を振ってるよ」
16
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滝川昌之
乗ってけよ さりげない子の一言に 妻満面で駅まで幸せ
17
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沙久
亡き医師が守り続けた「医療」という道に未来を「命」のために
19
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石川順一
現代詩ボブディランなどどうするか文学と音楽ポエトリーとリリックス
13
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千映
薄っすらと積もりし雪を散歩する「あと何回?」と雪に問う吾
18
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千映
早春賦本当の歌詞の意味調べボラのサロンで得意満面
10
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吉野 鮎
鼠色の空に風花舞ふ朝露天の湯船の湯けむりに沈む
6
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恣翁
シテのごと 廊下ゆく女の足捌き 白き鯉二尾 瀬を泳ぐめり
13
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滝川昌之
春前に見せつけるなよ蝋梅の枝で寄り添うメジロのつがい
12
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万陽
晴天や 駆け出したくなる この陽気白雲もまた 我と同じか
17
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万陽
日干しした 布団が放つ 太陽の匂いを胸に いっぱい吸い込む
19
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灰色猫
伊吹山煙れる雪の只中に迷える羊は主を持たず
21
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灰色猫
お姫様だっこされたい願望が少しわかった全身麻痺の闘病
19
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灰色猫
巨大なるわが肉体を軽々とストレッチャーに乗せる救急救命士
22
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灰色猫
あらかじめ母性に備わっているものなのか嫌な顔なく下の世話ありがたきかな
20
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