詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
沙久
シンメトリーにならぬ気持ちを引き受けて言葉と鼓動を費やしてゆく
18
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沙久
「ゴールデンウィーク出勤」いよいよか 社内システム大刷新だ
10
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千映
ドンドンとサービスカード発行し突然閉店なんじゃらほい
12
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吉野 鮎
聲高の激しき言靈この星を廽りつ縊り鳴らす喉笛
8
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吉野 鮎
スパイスの效ゐた話を聞き上手間合ひの微笑み絶妙すぱいす
6
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吉野 鮎
惠方卷き年ごと食みて去年の幸何ほどのなき福とし今年
10
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藤久崇
ほのぼのと 温みし川に 水鳥ぞ 頭潜くる 春は愛しき
23
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詠み人知らず
本当にごめんなさいと抱きついて 彼の背中を 裂いたナイフよ
18
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秋日好
でも何故に萱草花を下帯に?しのばせるなら懐中にして
14
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万陽
新品の 傘に落ちたる 雨音がポンポロロンと ダンスを踊る
17
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秋日好
待つ人を想う醜草忘れ草後の逢瀬を指折り数え
22
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滝川昌之
カラカラの空も午後には雨予報 きっと沁みこむ春の蕾に
20
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絮谷新
人絶へてピーナツバターの溶けるよな虚天にかかる晝の月かな
27
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秋日好
鉢梅を枯らした罪は重いらし思い起こせぬその芳香を
21
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千映
ストーブの上の薬缶がせかせかと音立てている夫は寝てる
14
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リクシアナ
曇りなき銀のボールに泡立ててスフレにしたいメレンゲの町
27
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inosann
薬の荷の重きを持ちて五階に住む客宅にむかう今日の終わりに
17
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野々花
わだかまり解ける間もなく季節は過ぎ流れる風に空回りする
21
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野々花
電飾で疲れた木々の梢にも春はくるらし花芽が輝る
27
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千映
「一人前とん汁作っても美味しくないのよ」昨夜の残り朝にいただく
14
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