銀ねずのお気に入りの歌一覧
赤橙黄緑
前置きをまだ聞いている段階で気付いてしまった悲しい結末
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赤橙黄緑
すきだけじゃどうにもならないことだけど すきってきもちにうごかされている
10
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うにうに
自意識の過敏な夜は目覚ましをベルから視線に変えて就寝
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詠み人知らず
無責任とわがままばかりはびこった職場なんか あ! すごい夕焼け!
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水煙
水滴のヴェールが街を覆うたび 季節書き換え空掻き鳴らす
1
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水煙
あかんぼをだきまもるよう包みこみ薄皮剥きあいひとりにならん
1
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水煙
キャラメルの箱の匂いは幼き日 潰れ歪めどみらいがかおり
1
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詠み人知らず
三日めの雨です 雨が四日間続くとスライムになっちまうのに
4
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赤橙黄緑
「ちょっとずつ返してくれればいいから」とおみやげの口紅渡されて
5
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詠み人知らず
休日が重ならぬ日々を縫い合わす糸をください真っ赤な糸を
6
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詠み人知らず
夕暮れになると帰りたくなくてブランコのない公園にいる
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詠み人知らず
ベランダにちいさなトマトがなりましたあたまに緑のちいさなリボン
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詠み人知らず
不意に血の赤さを確かめたくなって切れないナイフに指をすべらす
4
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詠み人知らず
屋根を打つ雨音パラパラ鳴り止まず今日のわれへの拍手と思う
7
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リンダ
オナゴらが三人寄ればかしましいアイスクリームが崩れてぼやく
4
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リンダ
夢でさえ取り残されて立ち尽くす冬の夕焼け空を染めゆく
12
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庭鳥
あら川を茜の色に染め變へて水ゆく船は夜へと向かふ
6
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庭鳥
鳥共の雄叫び聞こえ午前四時猫姫君はすごすごかえる
2
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庭鳥
どんな歌書き附けやうか文香の匂ひ吸ひ込む白紙のページ
4
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山本克夫
真っ白なエンドロールが消えるまで席を立たずにいてくれますか
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