詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
日の丸の小旗なびかせバスの往く春の彼岸の静かなる午後
16
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横井 信
街角の風はやさしく頬を撫で僕を惑わす春のため息
17
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へし切
早蕨の萌え出づる野をむらさきに春を彩るつぼすみれかな
21
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へし切
さくら花一輪とても咲くは咲く数に寄えて開花せずとは
21
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横井 信
晴れてゆく朝の霞に飛ぶ鳥を眺めつぶやく春のあこがれ
16
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灰色猫
生きること生き抜くことの切望が一夜の夢の病床にあり
21
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コタロー
春光の池に囀る鳥ありて樹々の枝には翡翆止まる
7
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灰色猫
焦燥に眠れぬ夜はサボテンの刺を抜きつつ一夜を明かす
17
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横井 信
梅は散り桜待つ野を行く風の微かに香る春の城跡
25
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横井 信
ゆずり葉のふわりと舞った青空を春風に乗り雲は旅する
12
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横井 信
見下ろせば春の光を吸い込んで魚の影は川面に揺れる
15
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夢士
水ぬるむ水面にあまた魚の影一人の老爺餌を投げ入れむ
15
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KEN
冬送る けむり淺香に たなびきて 霞におぼろ 畔歩く人
14
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KEN
去年の葉を ひとひら懷き 影落とす 春黄金花 月の燈りに
17
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灰色猫
音もなく水面を泳ぐ蛇のよう心に秘めた桜月の恋
12
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夢士
里山の春の土産や朝採りのほろ苦き香の蕗の薹食む
19
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夢士
白梅の香る枝映ゆる青き空西に傾ぶく上弦の月
15
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へし切
遠目にも空に際立つ純白のけがれも知らぬ木蓮の花
25
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横井 信
川べりの春の香りをふんわりとたまごととじたつくしの苦味
14
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横井 信
春風に背中を押され歩くなら道端に咲く花におはよう
16
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