水ノ衣のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
湯豆腐か冷奴かに迷いつつ薬味の葱を細かく刻む
3
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南美帆
擦り切れた心をそっと包み込む父と同じく慈しむ掌よ
7
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南美帆
休日の朝に聴きたいバイオリン兄妹仲良くガボット弾こう
7
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寧々
枝葉搖れ手招きされて散歩道森の傍など通らぬやうに
6
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寧々
とりどりの花瓣纏ひ春は去り碧眩しき凛々し風來ぬ
3
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詠み人知らず
變はれない自己とたたかい世を生きて安らぐ日々の遠きにありて
8
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あまおう
まだきみが一緒にいれば食パンの 賞味期限はたびたび切れまい
24
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みやこうまし
デイサビで人と語らう機会得て 明るくなった引きこもりし妻
13
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大埜真巫子.
一点の 曇りのない白 そのドレス 銀色閃めかせて引き裂く
14
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笑能子
彼是の人の言葉を聴き流しさつきは凛と花開かせる
4
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inosann
客宅で出されし焼きそば胸焼けを承知で食みて気持ち頂く
15
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大埜真巫子.
べっとりと 剥離はしない接着剤みたいな関係 完結していて
19
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大埜真巫子.
みずうみ は まるでヘドロの様相で 舞い降り浮かぶ 花びら 痛い
19
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みやこうまし
連休も働いている介護士に 頭が下がる 福祉の戦士よ
17
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大埜真巫子.
散らばった 椿の地面に すわり込む 闘った跡の 花弁が綺麗で
24
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夢士
今ここに八百年の時を生きまた咲き誇るつつじ花あり
14
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大埜真巫子.
たましい の 濁りは すべて歌に出る ひかる歌なら すぐに見つかる
37
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あかる
「おとうさん」そう呼ぶいとまもなく逝きし 君をいまだに「さん」付けで呼ぶ
8
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みやこうまし
かくなるとは 思いもよらぬ絆かな 認知の妻と運命分かつ
29
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大埜真巫子.
山中に喪服で入った晴天に 樹樹の怒りが 聴こえた気がした
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