詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
真夜中の露天風呂にてひとりきり湯船に落ちる雨音を聞く
18
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KEN
風に舞ふ うたかたの白 春の雪 ふふむ櫻に 傳ふ散り際
12
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灰色猫
桜月はらはらもらした春色の吐息が告げる新しき恋
18
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橋本弘行
退職の願いを書く書式退職後連絡先欄虚し
3
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橋本弘行
不本意な退職の挨拶出したき人と出さぬ人
2
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KEN
咲き急ぐ 花の蕾を 諭す如 冷たき月の 光降るかも
20
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灰色猫
きらきらの北極星を追いかけた午前三時の子猫の孤独
18
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灰色猫
たくさんの願い華やぐ千羽鶴きみの一羽を探しているの
17
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へし切
海棠はまだ咲き初めの 実のごときつぼみは 風に戯れており
22
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コタロー
朝ぼらけ風にざわめく竹林の上に出でたる朧月かな
11
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コタロー
のそのそと狹庭横切る野良猫に急にもてなす餌あらざりき
12
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横井 信
過ぎてゆくいち日をただ歌にして見送っていく暁の月
13
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横井 信
旧式の揺れる列車は春雨の分水嶺を静かに越える
16
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横井 信
目に映える青葉でさえも満月を待ちわびていた朝に降る雨
14
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灰色猫
許されて許し合いつつ生きてゆく嘘も誠も心のかけら
22
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へし切
春の夜は花のかすみに先立てて曇りも果てぬおぼろ月かな
23
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滝川昌之
親と来て下宿を探す学生に不安を勝る夢あふれおり
17
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滝川昌之
休耕の田畑を鳥がつつきおり老いた大地を労うように
21
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詠み人知らず
おはようとおやすみだけの日もあって ふたり居のいえ それぞれの日々
7
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もみじ☆彡
そらにみつ 大和をわたる 花信風 今ぞ来なむや 桜をのせて
17
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