大野 冨士子のお気に入りの歌一覧
ふじこ
幾たびも君が呼びし名こころ燃ゆ見ずとも香る桜の如し
10
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詠み人知らず
クロックス 三人色ちで買い物へ 雨ぬれはしゃぐ 三倍の声
8
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まあさ
日曜の 朝の憂鬱 台風が三個も御座す たまごも御座す
17
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恣翁
霖雨の 漸く上がり 待ち侘びし陽射しは 殊に煌きためり
18
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詠み人知らず
長靴に 黄色のカッパ 水溜まり 雨ふりの日を 楽しむ天才
7
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詠み人知らず
太陽に燒かれたタイルを爪先で驅けて飛び込む あの子のもとへ
9
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恣翁
柵を断ちて 有為の人材を登用すべし 祖国のために
16
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灰色猫
診療に冷えた体を投げだせば薬局までの炎天の道
20
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石川順一
早朝に石器が出て来る遥か前チョコレート飲みカルピスを飲む
10
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詠み人知らず
古本に知らぬ誰かの走り書き 「主人公こそ、悪い気がする」
7
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滝川昌之
打ちあがる花火いくつも連なって絢爛豪華うたのわの夏
21
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川島さかな
確実に愛ではないと知っていて「今しかない」と血液まわる
5
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川島さかな
水滴の成長見守る喫茶店隣は何をする学生ぞ
6
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唯人
「迷惑を かけてゴメン」と言う君を シーツでくるむ ように愛した
5
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詠み人知らず
古池の濁りたる濃い 深緑 朱金の鯉が 水面へと咲く
10
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黒檀
かけうどんトッピングなき平凡が腹に染み込む味のある人生
4
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へし切
夏ひと夜 君と寄り添ひ見し花火 刹那に咲いて夢と消えゆく
28
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夢現
ついに来た 第一線で 食い止めろ 繁殖させるな 人間どもを
4
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灰色猫
作歌する言葉の海に溺れては歩兵のような言葉を掴む
18
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恣翁
海風の運ぶ 豊かな幸を吸ひ ウェヌスの乳房 はち切れぬべし
16
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