詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
初雪の白き庭さき聲明かり幼よろこび舞ひ散る風花
16
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桐生賄
目覚めれば 辺り一面 雪景色 大人総出で 雪掻きの朝
21
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沙久
天秤が揺れる「いいな」と言いながら 天に任すか恋の着地点
23
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美津村
色も艶も失せて埃のごとき髪母は髪より枯れ始めたり
14
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美津村
雷過ぎて窓開け放つ病室に雨の匂ひを母は喜ぶ
16
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美津村
またひとり亡くなりたりと寝たきりの母が気配を察して話す
12
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美津村
死んでも母は地獄へなんかいくものか地獄の如き世を生きたれば
16
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絮谷新
携帯のふいに切れては耳当つる沈黙深し断続音は
26
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恣翁
左義長の煙を標に 何処にか 正月様の還りゆくらむ
21
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詠み人知らず
錠劑が律儀に入つたその箱はせんべいあられが入つてゐたものです
5
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詠み人知らず
我が家ではあいつは駄目だといちゃもんをつけるニュースが食卓むきである
5
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麻
時知らぬ宿かとぞ思ふひぐらしのそら音ひと声鳴きわたりけり
27
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秋日好
薄氷の下の金魚はいつもより寄り添い沈んで囁いている
27
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秋日好
花は咲くあるがままにそのままに君の色香はさぞや麗し
19
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まあさ
母逝きし齢となりぬ朝の空雲の切れ間に清し青あり
28
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河のほとり
寂しきは入日さしたるうす雲におもかげ高き夕暮れの空
18
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秋日好
皆が皆、いろんな括りでマイノリティ正解なしと知っている国
20
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inosann
「どうしたの」の連呼を背にして皿洗う風邪こじらせてる妻のためなり
24
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祈り花
叶ふなら孫の未來をもう少し見つめてゐたし成人までも
16
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祈り花
泥土より生れし睡蓮あかときにこころ彈ませ現世に咲く
14
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