滝川昌之のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
寒風の 突き刺す冷えに 怯む足 冷え性には 厳しい季節
2
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ひげじぃ
週一度、拙く聴こゆ鍵盤の知りもせぬ子を励ましており
12
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び わ
お日様が吾が身一杯陽を恵み感謝をこめて手足動かし
5
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茂作
世の中を厭ふ心のありければ 更にも長き秋の夜半かも
12
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横井 信
にぎやかな音のあふれる夕暮れの秋の田んぼに影はのびてく
8
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草木藍
穏やかな秋の日差しにつるし柿固き実緩み光透けゆく
10
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うすべに
しいの実をのせた手のひら差しだせば 食べる雌鹿の口のやさしさ
9
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詠み人知らず
手櫛にて 髪をとく指 長さ知る 顔が丸くて 短さ似合わぬ
4
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ななかまど
色の神いろは楓にこれ程の赤を与えしことを諾う
11
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へし切
恋しくて あはで過ぐ日のあらなくに 夜毎かよひて 思ひ寝に寝む
17
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詠み人知らず
お休みの 終わりを告げる 胸が鳴る 留守番の日々 始まり始まり
5
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詠み人知らず
いつからか 顔色声色 気にしては 自然とかぶる もう一人の顔
4
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望月薫
踏み出した光の先にあるものは千の瞳とスポットライト
5
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ゆめのみ
募りに募つた赫ひ焰はゆらゆら搖れたのち しつかり灰となりて
2
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ひげじぃ
塩むすびふたつ握りて坂道の墓所までの路、紅葉踏みゆく
11
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び わ
エーアイと囲碁の遊びで吾を知る思いもよらぬ一石を打つ
2
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茂作
それぞれの穫り入れ終へて靜まれる 畑に聞こゆる山鳩の聲
14
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横井 信
草むらに伸びる影には秋の日をやさしく照らす希望のひかり
11
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うすべに
あかね空 街灯ともるたそがれに沈むけやきの紅におどろく
4
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可不可
細かくも群れて漂ふ軽石ぞ 鎖す港は南の島々
5
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