詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
大皿に盛られし煮物皆で食べ母が喜び皿を洗いぬ
5
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詠み人知らず
何もかも冷凍にする彼女には豆腐ですらもかちかちにされ
3
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へし切
亡き父に 面も声音も癖さへも似てくる吾を見 老ひし母笑む
24
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夢士
雪山に入りて戻らむスキーヤー自然の脅威忘るるなかれ
14
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愚と楽
ツルをもち レンズをお湯にくぐらせて 冬の風呂場で こち亀をよむ
9
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美津村
感謝の言葉は大袈裟にして述べておく子に祝われるはなにより嬉し
7
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只野ハル
単線の無人駅一両のディーゼル停まれども乗降のなく
9
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紹益
あちこちの 窓から漏れる 灯火に 誰を待つのか 一人暮らしが
18
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桜園
知らぬ間に歌人さんがきえていてさみしいかなしいとてもさみしい
14
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詠み人知らず
湯けむりの露となりては雫たれ硫黄の匂う温泉に入り
4
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悠々
花燃ゆる、長州 萩を訪ふたるは、 我 晉作のごと、眉若きころ。
13
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悠々
美しと、ほめられ、母の、のど佛。 わが 胸ポケットに、いまも瞑りぬ
16
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恣翁
旅人よ 昔のことを問ふ莫れ 湖は城址に尽きて南下す
16
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詠み人知らず
陽のぬくみ求めて猫の丸まりて邪魔する者の誰もいぬ場所
19
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西村 由佳里
思い出が私を離れ床に舞う小春日和の美容院にて
10
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只野ハル
その朝に金型の無事確認に行けと命じた上司のありて
8
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葱りんと
後ろから見守ってくれる大きな目 濃い酸素のよう たまに苦しい
8
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夢士
鍋のゆげ眼鏡の曇りものとせず上目づかいに大根を食む
15
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成瀬山水
ビルとビル泳いで渡る鯨雲空を蹴り蹴りその背に乗らむ
11
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ながさき
黄昏の 夕焼け色は 幼き日 ビー玉に見た 懐かしの色
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