詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
葱りんと
暴力は暴力をまた呼び込むと分かっているのに消えない連鎖
8
もっと見る
とっちー
寄せ鍋の煮える音聞き外を見て未だ届かぬ春の鳴き声
5
もっと見る
愚と楽
ひびわれた あれたこころにしみわたるやさしさのような クリームシチュー
7
もっと見る
桜花
透き通る空を見上げる君の横 空洞部分に 私はいない
4
もっと見る
都詩
必ずや来たる別れを思いつつしばし聞きいる父母の寝息を
19
もっと見る
都詩
関空の外は冷たき冬の風ハワイに慣れし肌を刺し来る
10
もっと見る
風花
円滑に共存したくて優しさを柔軟剤のように足せたら
9
もっと見る
ながさき
今日もまた みぞれ混じりの 雨が降る 街も野山も 灰色の雨
15
もっと見る
洩矢転石
何にでも原罪というものがあるきみの着ているワンピースにも
7
もっと見る
只野ハル
漱石の書く下女の如き心持ちする曇り日の台所で
9
もっと見る
西村 由佳里
椅子の背にもたれてしばし目を閉じる花降るような午後を夢みて
11
もっと見る
悠々
名もしれぬ、草にも小さき花添ふて、路地にたしかな、春の跫音。
25
もっと見る
夢士
咳ぶきの続き出でくる夜の長し布団かぶりて小さく丸く
12
もっと見る
詠み人知らず
もの思う心はいつも枯れすすき寂しからずや愛のなき日々
14
もっと見る
卯月
もうふちゃんとおわかれするのいやなのと朝泣きながら行く幼稚園
7
もっと見る
悠々
滿州の、大地に百花、ひらくとき われ、うまれ來ぬ、春の男兒よ
23
もっと見る
月虹
丁寧に確かめながら重ね合う心はとても柔らかいから
61
もっと見る
夜彦
悲しげに何度も数え足りないと明日も数えているのだろうか
4
もっと見る
想野
登校の子と手をつなぎごみを出すその手のひらの小さきを愛す
12
もっと見る
悠々
葦鴨の、幾夜氷れる 泥の川に 老ゐて 春呼ぶ かりそめの歌。
15
もっと見る
[1]
<<
619
|
620
|
621
|
622
|
623
|
624
|
625
|
626
|
627
|
628
|
629
>>
[629]