愚と楽のお気に入りの歌一覧
律
教室は白霜の窓に閉ざされて 静かな森のような5時限
43
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へし切
あたらしき道を踏み出すよき春を 老い身の吾はのたり足踏み
24
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やじまっく
ちょっとづつきみっぽかった輪郭を失いながら雲が流れる
12
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やじまっく
職場ならここで降りればいいけれど二つ向こうの駅は海だし
42
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キタハラ
少女らの黒いローファーきらきらとまだ悲しみは知らなくて良い
31
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まるたまる
もう少し早めに雪が降ったなら嘘を付かずに済んだ約束
11
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香月春
イエローとブルーが混ざる高鳴りをきいてよわたし卒業します
3
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レモン
子の横で我も寝てみんバンザイでそして祝わん母歴三月
5
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蕗子
知らぬ間に野つ原にをり 人生を道などと云ふ人もあれども
6
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蕗子
あす起きて新しい身体だったなら秋草摘みに行こ あした起きたら
12
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蕗子
蛙には蛙の事情があるのだろう我が家のまえでぢっとしている
13
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蕗子
蔓草が無邪気に繁り生命は飽和せり いま主なき庭
15
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蕗子
諦めのひとつ手前に訪れるまだ見ぬひとの眼の色の夜
29
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へし切
はや四年 いまだ四年の それぞれに 震災跡を辿る哀しさ
26
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夢士
木々の芽のいずる弥生や春浅し沈丁花の香風に漂ふ
14
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亜貴
こんなにも輪郭のある思いなのに 言葉にしたら溶けてしまいそう
12
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夢士
ゆらゆらと陽炎の立つ野の原に遠き昔のすみれ摘む君
19
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風花
笑いながら手を離されていた事を 知らせてくれる異動の辞令
14
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月虹
小雨降る帰り道まだ肌寒く君のメールが温もりになる
32
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へし切
おもろいと 思へば成らぬことも成る 浪速花道 男が通る
19
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