詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
参道の夜店も閉まり 人の絶え 寒さばかりぞ 歩きたるらし
24
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恣翁
高殿に懸かれる けふの月にやは 隣家の長笛 音を添はすべき
16
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恣翁
濡れそぼち 着替へし後も冷えし吾や 震える 髭なき 秋の虫ならむ
19
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恣翁
嫁入りのもり木 生涯 仕舞ひ置き 己が火葬の薪に為きなり
17
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恣翁
眠り遅き 遊び女飽きつる薄絹を 機織る娘 紡ぐに倦めり
14
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恣翁
柄杓もて汲みし月影 湛ふがに 宵の暗きに 舷白し
20
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恣翁
秦川の雨に 古びし松の濡れ 夕陽とともに 秋色の消ゆ
20
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恣翁
重ねたる調べの中に 高みへの憧れ秘めて 蒼穹を指す
25
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恣翁
終の陽の紅に 風車を回す風 旅衣冷やし 秋を知らしむ
21
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恣翁
休日の引き込み線に ひっそりと停まれる貨車や 無聊載すらむ
21
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恣翁
分限者の 座敷童に見放され 茸の毒に 家の跡絶えぬ
18
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恣翁
初雪や 松の上枝に煌きて 空の青さを ひときは増しぬ
5
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恣翁
人魚食み 八百歳経れど 眉目の良き白比丘尼やは 幸ひなりけむ
18
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へし切
老いぬれば心は若くあれぞかし恋に恋ひして人に恋ひして
27
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石川順一
上に着る下着に蜘蛛が入り込み廊下に放つ姿を消しぬ
6
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葱りんと
好きすぎて 逆に手出せぬ 塩焼きのニシン一匹 旦那と二人で
17
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石川順一
オレンジとライオンハートアカシアと北の旅人聞き比べたり
6
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愚と楽
待つでなく急ぐでもなく 見てようが見てなかろうがテロップはゆく
15
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只野ハル
百均の万年筆で知る手書きの面白さでも字は下手なんだ
16
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愚と楽
お空からご先祖さまが見てるなら 先に言います。なんかごめんね。
15
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