詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
ぶり返す寒さ雨降り四月空夜桜やめて独り燗酒け
12
もっと見る
夢士
「やあ・よう」と桜に曳かれ集ひ来る昭和を語る若き日の友
14
もっと見る
コタロー
この町の景色を變へて櫻咲く青空の下薄紅搖れる
5
もっと見る
コタロー
今年又櫻並木のトンネルを潛る喜び歌にて託す
15
もっと見る
幸子
息づかい体温のある君なのだにわかにリズム帯びる偶像
16
もっと見る
横井 信
立ち止まる交差点にも芽吹き出す春をよろこぶ鳥の恋歌
13
もっと見る
へし切
この春もおなじ昔の花さくら君なきあとにいかで見るらむ
25
もっと見る
へし切
年ごとに腰の痛みに音を上げてこころも萎える老いの日々かな
22
もっと見る
幸子
助けられ息をつなぎし身を思ひ感謝の念のほとばしるごと
18
もっと見る
幸子
泣くことはわりと消耗することのやうだ泣けざりし二年を思ふ
13
もっと見る
灰色猫
美を求め孤高を求めたその鳥は七色光る鴉となりて
19
もっと見る
灰色猫
海底に沈んた都市の悲しみを思いつ傘をしばらく畳む
15
もっと見る
KEN
夕べまで 笑みを浮かべし 魂いづこ 風の止む朝 梅が枝に問ふ
11
もっと見る
KEN
花滿ちる 木末の上の 星たちを 幾度幾度も 數へ直して
13
もっと見る
まぽりん
佐保姫の振る領巾なれや糸桜くる春ごとに咲きみだれけり
29
もっと見る
恣翁
書きかけの ふみ 舞ひあげて 春一番 仕舞ひ忘れたる雛への想ひ
20
もっと見る
新座の迷い人
妻植えし カサブランカの 写真見て 元気な姿 懐かし眺め
14
もっと見る
灰色猫
受け継ぎし母なる味の朝餉食むいつでも故郷は食卓にある
22
もっと見る
横井 信
街角をそっと彩る花々は競うことなくのどかに揺れる
20
もっと見る
横井 信
あせらずに歩みを止めて振り返る冷たい風も新たな出会い
28
もっと見る
[1]
<<
56
|
57
|
58
|
59
|
60
|
61
|
62
|
63
|
64
|
65
|
66
>>
[159]