詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
このえ
ゆかしくもけふを限り果てにけり 聞きしに勝る宵の月かな
12
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ラベンダー
暖かな マフラーくれた 祖父はもう 意識なく今 見舞う冬の日
17
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ラベンダー
見舞い終え たい焼き買って 冷える夜を 一人暖め 家路を辿る
24
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藤久崇
龍ならぬ 人にありては 身の脚に なお立ち歩む ことこそ叶え
16
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恣翁
リズム良く 廊下ゆく女の足捌き 白き鯉二尾 瀬を泳ぐめり
26
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桐生賄
高台に 集団移転 家の建つ 賑わい戻る 春はもうじき
30
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夢士
風ゴウと叫び木々泣く北の風窓にキラキラ満天の星
19
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恣翁
薄墨の 這ふがに低く立ち籠めて 見る間に 夕べ 夜色帯びけり
19
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石川順一
読み終える区切り目に来るタイミング三回、四回連続したり
8
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絮谷新
邯鄲の夢より醒むる昼つ方廻る時の葉脈は透けて
18
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滝川昌之
このレジが一番早く進むわと 見極める妻カート押す俺
13
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滝川昌之
猫よけの隙間に植えた魚柳梅 可憐な紅に猫がうかれる
12
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果禾緒
息をとめ夜の深みへ潜りゆく 人魚になれぬ足を抱えて
10
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inosann
溜まる歯石胆石耳石腎石に宝石という例外のあり
12
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西村 由佳里
とつとつとみそひともじを詠みながらどきどきどきと時を見つめる
12
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絮谷新
理髪屋の窓にマネキン並べられ翳らふ玻璃に浮かぶ撫子
16
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万陽
憂いの日 ほうじ茶ラテを啜りつつため息ひとつ 夕食の支度す
14
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千映
ハッチャケる吾の生き方羨ましといわれて気付く個性というもの
13
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まあさ
去年睦月尽日集中治療室 夫のひとこと 我が胸を突く
18
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inosann
おだてられ高まる思いとうらはらに分をわきまえよと己に聞かす
19
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