詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
奥の間ゆ 黄泉路踏み分くる 亡き人の声聞かませば 悲しからまし
20
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千映
もう十日日照りの時も知らずまま短き夏と総決算かな
10
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夢士
野分去り夏日戻りて蝉の鳴く神社の木陰しばし佇む
15
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秋日好
「餓死寸前?」自嘲するほどずぶ濡れの雷雨の中の野菜の収穫
18
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秋日好
両腕に収穫袋提げ歩く濡れた重みでズボンが下がる
14
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灰色猫
できるだけ金を使わぬ工夫して三食百円やきそば夕餉
13
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灰色猫
台風が散らかし去った濁流を鮎らは抗い遡上を止めず
16
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灰色猫
初めての傘をひらいて幼子は日照りの雨にくるくるはしゃぎ
17
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灰色猫
八日目の蝉は子孫を残すべく老いゆきながら懸命に鳴く
15
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灰色猫
君の夏忘れないよう海色のラムネの瓶に封じ込めたわ
16
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石川順一
早朝の少しの明るみセミが鳴く今日は鳴かぬとリアルな気持ち
10
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石川順一
目覚ましが結構長く鳴って居る父がようやく動き始める
14
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詠み人知らず
繊細な技の結晶 玻璃の華 数多咲けるを 念ずる子猿
11
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詠み人知らず
青空に向かひて ぐんと伸びつれば 心も快晴 足取り弾みぬ
15
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詠み人知らず
今日からは 深く大きく遠慮なく 吐ける溜息 気楽なりけり
19
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詠み人知らず
かくとだに愛惜抱くは如何なれや 何程思へど由無きものを
12
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詠み人知らず
厚みある波の毛布にくるまって気分は海豚もしくは鯨に
6
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中野美雄
夏の日に炙られ昇る靄籠り 鎮まり耀ふ 細れ波 揺る
7
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中野美雄
海神の 祀りを終へて秋来る 天のまにまの里の慣はし
7
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へし切
ながらへば野分も先を行き迷ふ荒ぶる風と驟雨に惑ふ
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