祐鈴のお気に入りの歌一覧
遠井 海
台風の前夜祭かもカゴのなか山盛りにして並ぶレジ前
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詠み人知らず
転倒し頬を打ちたる我が母は 斜に座りて話題を逸らす
11
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みなま
食欲がなくて元気がでなくって痩せてくなんて かなり乙女ね
12
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みなま
今朝庭にナエマが一輪咲きましたコルトレーンをかけてあげるわ
7
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詠み人知らず
鴨川も世に流されて汚されて 末に呼ばれる淀川の名に
14
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詠み人知らず
がら空きの通勤電車に戸惑って 座る方法確認してる
8
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詠み人知らず
ふわりふわ衆人のなか浮遊する この孤独には着地点なし
12
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inosann
殻に入り光を拒む生き様の吾をあわれみ見守る者あり
13
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詠み人知らず
些末こそ人の仕合わせなればこそ 去りし子の靴去りし子のシャツ
7
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みなま
葛 木犀 露草 朝顔 曼珠沙華白曼珠沙華 朝の散歩の
6
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詠み人知らず
そこ此処に小さい秋がやってきて ウォッシュレットを温水にする
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詠み人知らず
美しい記憶が遠い過去になり 新規のメモリがあなたで埋まる
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遠井 海
おかわりを勧めるような気軽さで三人目は?と尋ねられても
18
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高見澤マツノ
秋晴れの空行く雁の斥候は猛暑の傷痕読み取るころか
4
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みなま
飛ばされて落ちてようよう細き根を伸ばせる草を君なむしりそ
9
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小林檎
寝た後の着信示す点滅が午前三時の暗闇の中
1
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みなま
夏の日に花咲き薫る橘の 結びし青きかじつながめつ
8
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詠み人知らず
些末ごと日記のようにさらさらと 歌にまとめる才にあこがる
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遠井 海
オフィスビル廊下はじめり薄暗く歩けば壁の重さによろめく
5
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inosann
雷鳴に肩をすぼめておどろきし己の姿にはた目気にする
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