凌霄花のお気に入りの歌一覧
横井 信
じっくりと次の一手を議論する深まる秋の仕事の区切り
11
もっと見る
茂作
花惜しむ心もいまだ消えならで むらむら染まる木々のもみぢ葉
17
もっと見る
へし切
懐かしい歌は流れて面影にたづね侘びぬる秋桜の花
13
もっと見る
滝川昌之
玄関にカボチャをお届けいたしますお代は後日キャンディー払いで
17
もっと見る
杜鵑草
よそにだに面影をだに見てしがなあらまほしきをみみらくの島
8
もっと見る
横井 信
秋の日の運動会の喧騒を遠くに聞いて揺れるコスモス
13
もっと見る
茂作
明日からは衣替へんと思ふかな 夕べ時雨の冷たくあれば
13
もっと見る
へし切
大好きな君がいた ただそれだけでしあわせで あの頃を思い出す
15
もっと見る
ななかまど
思っても何もできないもどかしさ戦時下の民よ思っているよ
16
もっと見る
滝川昌之
産卵を終えた蟷螂母さんのピスタチオ色しぼみ逝く腹
14
もっと見る
茂作
熟れきれぬ青き林檎の香を殘し 別れし君は女となるや
16
もっと見る
横井 信
本を閉じ身支度すればあと少し駅にゆっくり近づく列車
11
もっと見る
滝川昌之
音のない映画のごとく穏やかに午後の駅舎に届く秋の陽
20
もっと見る
ななかまど
静もれる湖沼の森に台湾の人らざわめく瑠璃沼の燦
14
もっと見る
へし切
十月なかば過ぎても夏の日の残れば詠めぬ紅葉する秋
14
もっと見る
恣翁
犬咆えてけたたましき夜 座す女の肩落とす影 窓に映れり
11
もっと見る
ななかまど
豊作の願いを込めし木守り柿やわき光に赫かがやけり
17
もっと見る
横井 信
立ち止まるガラスのビルの足元でかさりこそりと枯れ葉が笑う
9
もっと見る
茂作
きのふよりさらにも空の高くして 萩の上葉をすぐる秋風
14
もっと見る
へし切
老いてなほ無用なる身を中々に欲の垢すら濯ぐに難し
11
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[81]