大獏のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
アサガオを三つ四つと数えてはプールを待ってる麦わら帽子
26
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灰色猫
叶うならあなたの声が聞きたくて言葉の意味よりその肉声を
19
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まあさ
図らずも 昨夜届いた 朗報を もう一度ギュッと 抱きしめる朝
21
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詠み人知らず
金波揺れ 銀の風吹く まほろばに行かば 傷など易く癒ゆるや
14
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浅草大将
あかねさすビルの谷間の朝ぼらけゆかりも薄き武蔵野の色
8
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石川順一
頻繁に降ったり止んだり涼風に洗い忘れも紛らわされて
16
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まあさ
平静を 装い夫を 外来へ 送り出す朝 聞く蝉の声
24
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恣翁
もじもじと 「前へ倣へ」の指先に 擽らるがに 背を反らせり
20
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滝川昌之
夏空の青より深く足元に小さく咲いたツユクサの蒼
28
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灰色猫
語らない死者へと語る問いかけるそれが寂しくそれが愛しい
25
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コーヤ
青空や山々映すみずかがみ鯉の泳ぎでゆがみ縮れて
22
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小林道憲
去年の夏 こずえに啼きし郭公の 今年は啼かず 移りしならむ
7
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灰色猫
今までに与えた傷も身の傷も償いきれず癒やしきれずに
21
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コーヤ
土手飾るシロツメグサを眺むれば編んで遊んだ昔が浮かぶ
16
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滝川昌之
掃除機が吸っているのは休日の俺の怠惰と妻の苛立ち
47
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へし切
今の世にあらまほしきは日の本の民の思ひをすくふ受け皿
26
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詠み人知らず
連なりて 遥かそびゆる 古語の山 爪立て登り まず一合目
20
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滝川昌之
「ナイターに行きませんか」と旧友が「空地の野球」みたいに誘う
26
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月虹
わたくしの中の少年が顔を出すあの頃刻んだタップのリズムに
26
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沙久
煙草でも吸って一服出来たらと思うほど疲れ煮詰まる木曜
21
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