KENのお気に入りの歌一覧
野々花
美しき少女のままに逝くのならせめてその身を水と弔う
16
もっと見る
雪柊
「愛してる」いまわの際で呟いた貴女の御言葉 現世に咲け
20
もっと見る
滝川昌之
雨が止み山吹色の枇杷の実の朝陽の中で艶めく産毛
31
もっと見る
石川順一
蜘蛛の巣が夏の雨粒付着させ日に輝けば鳥がよく来る
14
もっと見る
灰色猫
立つ虹の根っこを求め旅をする封じ込むため壺を背負って
23
もっと見る
コーヤ
咲く百合の香りの中に佇めば疲れた体癒されていく
20
もっと見る
あゆか
光浴びブルーベリーは花盛り今年はジャムに挑戦しよう
15
もっと見る
あゆか
看板がクマに注意という家路具体的に教えてくだされ
9
もっと見る
リクシアナ
贈られて封を開けば瀟洒なる今宵の月は小箱に御座す
24
もっと見る
あゆか
鉛筆をにぎる右手にタコ二つ袖で隠すな勲章と呼べ
13
もっと見る
吉野 鮎
爽やかに若武者なりし十四歳穩やかに話す言の葉選びて
18
もっと見る
滝川昌之
自らの怠惰を悔やむ梅雨雲の嗚咽のような遠雷を聞く
24
もっと見る
石川順一
チャーハンに卵の殻が混じりたりがりりと噛んだ智恵子を想起
16
もっと見る
あゆか
アクセルで進めるひとが置いてった新幹線に便乗させて
9
もっと見る
滝川昌之
街なかで醜いマナーの燃えカスが無惨に盛られた未熟なモラル
19
もっと見る
あゆか
「ごめんね」を香る地酒に伝えさせ自慢話を聞いてあげよう
17
もっと見る
あゆか
満月がゆれる湖面にほたる舞う母の散歩は紫外線ゼロ
14
もっと見る
林林
爪噛みて気づけば五ミリ減っていてそれでも噛むを止められなくて
8
もっと見る
林林
梅の実をまあるくまるく手に包み心ころころ洗う水無月
31
もっと見る
石川順一
熱心に選句の過去歴読んで居る六月の季語梅雨の始まり
15
もっと見る
[1]
<<
584
|
585
|
586
|
587
|
588
|
589
|
590
|
591
|
592
|
593
|
594
>>
[594]