都詩のお気に入りの歌一覧
朝がお
母さんの どこが好きと 娘聞く昔も今も いるだけで好き
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車男
嵐過ぎ大樹の下に車椅子の背をティルトしてうたた寝をする
16
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村上 喬
とりあえず生きていこうと決意して歩きはじめる雨上がりの道
32
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木蓮
ゆっくりとスプーンで運ぶ氷菓子 雛鳥みたいな祖母の口元
34
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美津村
雨のなか遠く帰り行く人に傘も貸さずに別れたりにき
10
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霧絵エレイソン
母とふたり並んで娯楽映画見る 肝心なことを言えないでいる
10
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紹益
国鉄の 特急列車に 乗り込んで 昭和の街へ 帰省する夜
16
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月虹
人生の峠を超えて仰ぎ見るまだなお深い森の奥行き
27
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松本直哉
森くらく泉をふかみ失ひし銀の指環をさがすすべなく
3
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すばる
始まりは君の長所を好きになり今は短所を愛しく思う
35
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速魚
うっかりと落とした嘘は拾わずにそっと吐息で隠して欲しい
31
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リンダ
向き合って座る席より寄り添って見上げる空にいわし雲ゆく
31
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詠伝
とおくには行かないで君がいなくても平気だなんて気づかせないで
8
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みなま
子は行ってしまうのだろう 猫と犬薔薇と葡萄と母は空を見る
7
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車男
墓になど入れてくれるな 星を縫う軌道にのせて飛ばし給えよ
18
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小林道憲
そばの芽のひと雨ごとに伸びてゆく 茎の赤きも日々深まりて
24
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紫草
考えることをやめれば聞こえなくなりし声あり夕焼け小焼け
18
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つきの
サルビアの紅き唇ひらく頃あなたとわたしの夏が始まる
8
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すばる
新築のタワマンに住む犬達はモダンな顔でカフェに集まる
19
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南 瑠夏
前髪も君との出会いも花びらもさらわれていく春の突風
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