詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
藍色の朝に消えゆくお月様さびしさよりもずっとはやくに
16
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KEN
いにしへの 寺濡らす雨 冷たくも 春寫るにや 彌陀の瞳に
17
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横井 信
見上げれば星の広がる雨あがりひと息ついた仕事の帰り
19
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滝川昌之
初鳴きは下手くそでいい春鳥よ古木の梅に教わればいい
23
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煩悩
滝壺までのせせらぎ泳ぐ瓶ビール岩に打たれて植民地へ落ち
6
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KEN
思ひ寢の 夢の殘りに 同じかも 霞と消ゆる 春の朝霜
15
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灰色猫
巡りゆく四季を知らせぬ花なんて六大陸のどこにもないさ
15
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夢士
雛一夜明けてしとしと春の雨ダウン取り出す三寒四温
15
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もみじ☆彡
しもべなく 連れ添う雛は リビングの 出窓で我ら 夫婦を従え
15
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千映
雛の柄急須と湯飲み寄贈してどこかに消えた翁何処に
9
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横井 信
雨音に部屋のふたりは言葉なく本のページを静かにめくる
12
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横井 信
春へ行く傘を濡らした雨音にオカメザクラのつぼみは緩む
11
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へし切
大丈夫!つらい時ほど意地を張る 弱音を吐けぬ 孤の憂き世かな
22
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うすべに
春近し まだ色艶に散り椿 やがて褪せゆくものと知りつつ
15
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夢士
椎の実の木目込み飾り雛の宵婆の形見と娘に贈る
13
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森川
空寂に 惑いうつむく 傍らに瑠璃唐草の 健気な色よ
15
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滝川昌之
春雨に紅を濃くして花桃は南斜面の雛壇に在り
23
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煩悩
もう大丈夫その時からは一瞬の木星の輪の一粒でいい
6
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灰色猫
春風がぼくの未来へ吹き抜けるこれから先に何を築こう
15
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灰色猫
ぼくの手があなたにとって武器でないことを信じてさしのべるから
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