都詩のお気に入りの歌一覧
うすべにあおい
身に付きし 言葉のトーン それぞれの生活状況 印す様なり
3
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祐鈴
「ポケモンとトミカと恐竜持って行く」それより着替えをリュックに入れろ。
28
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半格斎
塩漬けの桜花弁はひろがりて伊萬里の碗に春は滿ちゆく
27
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松本直哉
さびしさのはてなむくにを旅したく生駒のやまのかなたながむる
4
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へし切
独り寝の 侘しさつのる 秋の夜は妻の枕を 傍らに置き
62
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村上 喬
秋の日はしずもる調べ奏でおり林に森に枯れ葉ふりつむ
17
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詠み人知らず
サヨナラは言われるよりも言う方が辛いだなんて よくできた嘘
7
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葉多村集光
読み終えた 数十冊の 本を売り その額二冊 新刊に消ゆ
4
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おおしまゆきこ
くたびれたプリマがパニエを脱ぐようにバサリと落ちる芍薬の花
32
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蜻蛉
折り紙や慣れないことをしてみると指先ひとつ振えが止まらぬ
8
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夏恋
仄暗い回送列車のあちこちにご帰宅中のご先祖を見る
22
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河のほとり
山里は雨ふるらむかよそにだに見るもさびしき夕ぐれの雲
10
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夢士
引き潮のごとく子ら去り静寂の居間のテレビの音の大なり
31
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みやこうまし
君がいて我ありとうライバルの逝きて空しや今日の送り火
22
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詠み人知らず
手をつなぎ歩いていても君は今何思うのか遠い空を見る
15
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ながさき
天高く 筑波の峰の 霞雲 稲穂は揺れて オニヤンマ飛ぶ
19
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もぉりもり
こいびとが旅した星のおみやげを窓辺に吊るすインディアン・サマー
3
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西村 由佳里
手のひらにそよ風ためて吸い込めばなんとはなしにダリアの香り
5
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灰色猫
たくさんの 小鳥が集う 木になった あなたの木陰で 詩集をひらく
36
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美津村
下げられし古き墓花次々と炉に焼かれいる人焼くごとく
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