千映のお気に入りの歌一覧
恣翁
草の上を足で払へば 月光の雫 辺りに飛び散れるかな
27
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なつを
伸ばしても貴方に届かぬ指先の爪に深紅のほのおを点す
32
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コーヤ
甘酒のかおり懐かし思い出す祖母の仕込みし甘酒の味
12
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あまおう
きみからの 一行きりの メールでも ブルームーンの 奇跡ってことで
46
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夢士
夕立の去りて夕焼けの彼方より盆の太鼓の大和のリズム
19
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へし切
あかあかと燃え立つ色のさるすべり若き血潮にそまる夏かな
25
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桐生賄
灯籠を流して 供養の花火上げ石巻市の夏終わりゆく
20
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CB’s
たぶん俺 短距離走の 恋よりも 長距離走の 愛が得意だ
5
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詠み人知らず
夜明けから蝉セミ蝉の姦しく 幸運なのは 分からぬ虫語
14
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夢士
開け放つ窓より入りぬ月明かりそよと涼風入りて来ぬかと
23
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光源氏
夕暮れのハグロトンボは神様ぞ小さき孫が柏手を打ち
15
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詠み人知らず
瞬間に熔解すべき肉体を シャキンとさせる ガリガリ君が
15
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都詩
採れたての胡瓜を酢味噌和えにして会話の弾む父母との夕餉
24
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もなca
きらきらと降りそそぐものにふれたくて夏の子どものはしゃぐ公園
21
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秋日好
渋滞で郵便局に間に合わず慌てて書き足す父への手紙
12
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潮月繁樹
安まらぬ御霊集いて蝉しぐれ暮れて川面の精霊流し
31
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矢車菊
かなしみをしづかに燃やし よろこびをわけあふやうに きみと手花火
12
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矢車菊
羽毛ような友の拍手が集まっていつかつばさになると思うの
14
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詠み人知らず
人の死は散った家族を一堂に 集めるための 最後の仕事
29
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詠み人知らず
不器用が おぼえた就活メイクだが汗に流され 駅までもたぬ
12
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