詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
濱邊より 逃れし人も 立ち行きて しづむ小窓に 燈る古梅
15
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コタロー
ぼんやりと薄紅色を映したる河津櫻が水面漂ふ
11
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滝川昌之
友の店の跡地はコインパーキングいつものテーブルあたりに駐める
20
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煩悩
墓石にどんとシーサーを置く竜宮へお前を行かせぬ拷問として
5
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横井 信
爽やかに朝の空気を吸い込んで春の陽射しに夢を吐き出す
12
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詠み人知らず
暮れなずむ夕景染めて日輪の巡る古代に白鷺の舞う
15
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灰色猫
梅の香と月の香りが満ち満ちて心華やぐ春が来たりて
15
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灰色猫
城跡にそよぐ菜の花おぼろなる月の明かりに滅ぶことなく
17
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灰色猫
ひとつ欠けひとつ満ちゆく月明かり老いゆくほどに輝きをまし
15
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灰色猫
弓張の月に番えし矢のような一行の詩で君を射抜くよ
17
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夢士
今日もまた同じ時間にこの道にいつもと違う風の香を聞く
18
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うすべに
沈丁花 冷たい雨に香りたつ まだ来ぬ春に笑顔を見せて
16
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幸子
濃さを増す桜の蕾胸の内にうす紅の灯り満たしぬ
18
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滝川昌之
躊躇なくコートを脱いで襟元を菜の花色の風にあずける
24
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つちだゆういち
仕事しか人と関わる術なくて朝は辛くも元気に出勤
12
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恣翁
夕闇に 鐘を合図に 一斉に点り初めける 家々の灯り
19
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inosann
義母の寝る介護ベッドの場所を占め横歩きする吾の小部屋を
21
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煩悩
自宅前にコンビニが在る君には分からないだろう猿の苦労は
8
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灰色猫
君だけを守りたかった逃避行たったひとつの銃弾だけで
16
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灰色猫
惑星の小さな命であることを教えてくれる真昼の月よ
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