詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
風上に 渡す端から焼く干物 塩気を帯びて 世に受けにけり
18
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秋日好
君の手の感触今日も更新し何日何年ともに生きていく
22
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秋日好
骨の髄煮込んでチキン出汁に足しきみの行く道楽になるなら
15
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石川順一
ゆっくりと起動され行く鰯雲南アルプスヒヤシンス畑
21
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ケンタロウ
夜更けり 祭りも最後 花火かな 子が見る空に 大輪の花
5
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千映
君飲んだビールのプルタブ一個だけキーホルダーにしている秘密
12
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千映
四十個押されしゴム印賑やかにラジオ体操ペラペラの紙
13
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千映
江戸切子冷酒をちびり舌の上転がす夏の夜はゆくりと
19
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詠み人知らず
常しえに睦みたきかな 貴腐人の骨の髄まで 子猿舐るべし
9
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詠み人知らず
組垣に這ひたる蔓の緑濃く 夏のものにて群れ生る苦瓜
14
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吉野 鮎
朝未だき窓を入りくるすずかぜの髮やわく撫づ ひぐらしをきく
13
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灰色猫
星々に愛されている若者は迷うことなく母港を目指し
15
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灰色猫
愛用のフェンダージャパンをぶっ壊す野外ライブは完成される
12
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灰色猫
もう少し大きくなったら食べちゃうぞ出窓のゴーヤグリーンカーテン
19
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大野 冨士子
濃密な大気が成した瀬戸の凪 じっとしている 生きものの知恵
116
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詠み人知らず
股ずれをおこさぬものや 逞しき身体支える きみが太もも
15
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詠み人知らず
ジャッキ差し ダルマ落としをするがごと ひと階層づつ ビル沈むがに
14
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詠み人知らず
辿りては抑えがたかる愛しさに 遣らん方なく袖濡らしたり
14
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inosann
あきらかに信号無視して抜き去りしついぞ覗き見るドライバーの顔
21
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夢士
時を越え訪ねし友と語りあひ日暮れて一人青春の街
20
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