千映のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
この盆の我は独りも手をあわす黒き位牌の金の戒名
12
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むくり
先見えぬ 独り戦の 寂しきに思ひを伝ふる 人を求めて
11
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野々花
唇にわずかに残る口紅を拭き取る夜に溶けゆく孤独
12
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本能寺
突然の 友の訃報にうろたえる 今日は迎え火 どこへ逝くんだ
16
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桐生賄
不器用な嫁の為にと頑張って 家事してくれる義母に「ありがと」
12
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只野ハル
宗教も死後の世界も信じぬが先祖を祭る慣わしに染む
12
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そぶ
ぽろぽろと落ちてる想い拾いつつお迎えにゆくお盆の夜道
17
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夢士
盂蘭盆会おがら焚く手にヒラヒラと紋白蝶の舞い来る朝
22
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林林
亡き祖父の字で「灯ロー」の箱開けて組立難解祖父今笑った?
15
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桐生賄
迎え火を 焚いてお帰り 弟よ しばし家族と 水入らずかな
18
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詠み人知らず
揺れるたび結露の落ちるクーラーの 地方鉄道 盆帰りの日
16
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ながさき
支持率が 三割切った 自眠党 驕れる者は 久しからずと
15
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潜鯰
「いつ帰る」「盆には帰る」が懐かしいいつしか盆に帰るのは父
11
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秋日好
見えて来る次の花壇に植えるべき花々の顔揺れる草影
13
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萩
愛してる ただそれだけで 嬉しくてあなたの隣 手を繋ぐ夜
8
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林林
提灯の箱見るだけで哀しくて仏間に飾るの明日にしよう
17
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ちはにゃん
「幸せになれ」と撫でられその意味に気付かないふり丸ノ内線
7
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秋日好
冗談で「浮気しよか」と口にして笑い飛ばしてふと目を伏せる
10
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都詩
次々と服を着替えて友に見せ同窓会に着るもの決まる
15
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矢車菊
ゆかた帯結ぶ衣擦れしゅるしゅると振り向けばいま金魚が跳ねた
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