コタローのお気に入りの歌一覧
紫草
抗いの防具のような髭を剃り今朝の息子は青年らしき
21
もっと見る
紫草
きりきりと絞りあげたる布のようまだまだ吸い上げまだまだ学べ
21
もっと見る
紫草
チェーンソーの音が途切れて汗だくの男ら現る三時のお茶に
25
もっと見る
紫草
悲しみはかなしみのままそばにおき風化にまかすは難儀なことぞ
17
もっと見る
紫草
凌霄花の首こぼれ落つとこ郵便配達のバイク踏みゆき
14
もっと見る
詠み人知らず
出会いなば 別れの避らぬは 道理なり 絆結べる 今こそ要なれ
16
もっと見る
詠み人知らず
方便と頼まれ 好かぬ嘘吐けば 彷徨ふ視線 ただ宙を浮く
15
もっと見る
詠み人知らず
ぽちゃぴなは とてとて歩く 啄ばめる依存の美味きに チキンは飛べぬ
12
もっと見る
詠み人知らず
オリュムポス 人に知られし神話かな こりゃチートだね そんで家庭的
8
もっと見る
詠み人知らず
むずむずと白き肌を登りくる ありんこ弾く節榑立つ指
14
もっと見る
吉野 鮎
眞つさらなカンバスに蒼を星と月ヴァン・ゴッホの夜空にも似て
12
もっと見る
吉野 鮎
廻るたび炎の赫に染まりゆくふたつ蛾まじはり魂の祝祷をきく
15
もっと見る
吉野 鮎
溺れ愛づことのは海に言靈の女神はささやく甘露のことのは
13
もっと見る
吉野 鮎
祈るとき魂こめ神に言靈の女神の薄衣きみが脣にふれ
11
もっと見る
吉野 鮎
いざやきみ今宵月待ち漕ぎ出でなことのは海に潮滿ちくれば
23
もっと見る
滝川昌之
ネガフィルムケースに詰めた朝顔の種はまた来る夏の被写体
26
もっと見る
滝川昌之
雨ごとに小さくなった夏の背をおくる茜はトンボか空か
23
もっと見る
滝川昌之
無認可の託児にすがるママさんのシャツに隠れぬ悲しきタトゥー
26
もっと見る
滝川昌之
お散歩のステップ軽いワンちゃんの鼻にクンクン秋は風から
21
もっと見る
滝川昌之
ポジティブにまた来年の夏休み一歩近づく九月一日
25
もっと見る
[1]
<<
555
|
556
|
557
|
558
|
559
|
560
|
561
|
562
|
563
|
564
|
565
>>
[607]