詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夕夏
ありもせずまふゆのさんぽさむいからいっしょじゃないましてきりぎりす
8
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滝川昌之
春雨にしばし黙して若鳥は恋唄までと喉休めおり
22
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灰色猫
簡単に恋へと落ちた痛かった声が震えた運命だった
19
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横井 信
少しずつすり減ってゆく杖先に歩いた道の記憶が宿る
19
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滝川昌之
寂しさを癒す相手は親じゃない便りなき子の無事の不通よ
20
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うすべに
朝ぼらけ 鳥の影追うむらさきに しずむみかさの峰の横雲
15
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KEN
東風よりも 梅よりも先 春告げる 白鳥の聲 しろがねに降る
15
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詠み人知らず
石群れの渓にあふれる水音に 悠久の時に思いをはせる
7
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び わ
大銀杏千三百年生き続け天に広がり四方みわたし
5
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滝川昌之
良く晴れて冬陽をはじく相模灘 助手席の君が笑んで伝える
22
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横井 信
柔らかく雨は大地を湿らせて一歩進んだ季節の歩み
14
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うすべに
春たちて 朝陽に消えるなごり雪 愛宕の山にかかる冬虹
19
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へし切
春かすみ立てるやいづこ山里の木の芽ははるの花もにほはぬ
21
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滝川昌之
稜線がかすめば緩む冷え込みに山々肩の力抜きおり
16
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小林道憲
融け始む垂氷の先の玉水の光まばゆきころのときめき
7
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KEN
ふるさとの 川に舞ふ雪 目にとめて 心にしまふ 水に消ゆまへ
14
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KEN
風花も 雨に變はれば 架かる虹 安逹ヶ原の きさらぎの朝
19
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ななかまど
雪わりてスノードロップ意気や壮去年より早し二センチの春
4
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滝川昌之
夜遅く帰る子供に慣れてきて慣れることない妻を気遣う
112
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灰色猫
美しい水の化身に告げられるあなたの前世は蛇であったと
23
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