詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
芳立
そちに舞ふ乙女をほかとくらべねど咲かで散れるを花とかはいふ
7
もっと見る
小林道憲
何となく心急かるる朝かな 夜半より降りし東京の雪
24
もっと見る
紫草
咲き残る真綿色した山茶花の揺れて知らする朝の風色
25
もっと見る
へし切
寄り添ふて妹が名残りの夫婦雛来世の逢瀬夢見て飾る
46
もっと見る
ほの香
朧なる玻璃に揺らめくぼんぼりの桃の花影恋が芽生える
14
もっと見る
ほの香
一世紀 祖母母吾娘の手から手へ 受け継ぎし雛慈しむ春
23
もっと見る
芳立
涅槃会にたてまつらむかコンビニの棚にゴディバが売れのこりたる
6
もっと見る
芳立
身をかけてひとへにふらば心なき袖ならで咲けしら雪のはな
4
もっと見る
inosann
頭では分かっていても免疫が敵と見間違う 吾は花粉症
14
もっと見る
紹益
全面が 五輪ばかりの 新聞紙 これではまるで スポーツ新聞
21
もっと見る
浅草大将
もろ国の民もめづらむこち吹かばそちにも匂ふ日の本の梅
13
もっと見る
みなま
むにゅむにゅと猫のくちびる玩びやがてアクビに指さしこみぬ
7
もっと見る
inosann
先人の季節と共にある暮らし慕いてたべる節分の豆
18
もっと見る
恵
こんなにも誰かを好きになることはこの先ないと思う雪の日
25
もっと見る
へし切
神さぶる匠の技の輝ける社寺建築は木組みの魔法
26
もっと見る
詠み人知らず
潔白と言へるひとなどだれもゐない ひととしてこの星に生きるかぎり
11
もっと見る
日向猫
万別のひとが行き交う雑沓を訳知り顔の駄猫が ふらり
21
もっと見る
へし切
春なのに浮かぬ顔して梅の花思わぬ雪に溜め息をつき
28
もっと見る
詠み人知らず
引出しの隅に見つけし航空券「今日は快晴」裏にメモあり
16
もっと見る
日向猫
鬼遣らひ逐はるる鬼の哀しびを思ひて豆を控へてぞ討つ
28
もっと見る
[1]
<<
549
|
550
|
551
|
552
|
553
|
554
|
555
|
556
|
557
|
558
|
559
>>
[670]