絮谷新のお気に入りの歌一覧
沙久
心にも柔軟剤が効くのなら 香りに包まれホロホロほぐれろ
22
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コーヤ
人々と楽しく過ごした櫻花微笑み散るも夕べとなりて
16
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麻
春色の花散り散りにやすみなき心を癒やす藤のむらさき
31
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灰色猫
チェロひとつ 背中に抱え 旅したい チェロを奏でる 風になりたい
39
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沙久
震えてた テレビの向こうの現実に 与える自然に 奪う自然に
24
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リクシアナ
名も知らぬただ柔らかな若草に花を求めず今は愛しく
28
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リクシアナ
春曇り遅れて届く花言葉 南の風は寄り道が好き
16
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美津村
世の中の底のあたりを来し吾に連れ添ふ不満を言はざりし妻
30
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美津村
峰ふたつやさしき姿あらはしぬ西風やみて雲晴れしところ
11
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美津村
おだやかに降る雨の音に安らぎて目覚めし床のぬくもりにゐつ
15
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美津村
とどろきて飛びゆく夜の飛行機の赤き灯は青きより強くまたたく
8
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恣翁
春の夜の 電柱に降る霧雨に 君の死顔 思ひ出しをり
25
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灰色猫
あの人を 怖がらせぬよう 優しげに わたしは上手く 笑えるだろうか
40
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只野ハル
休肝日の翌朝が休刊日だが家族介護者休閑日なく
12
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芳立
わがのちも明日はあらむと思ふかなふけゆく夜に散れるあだ花
6
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鍬乃呑
麻痺剤に痺れながらに現実を戯画に見做して夜を乗り切る
2
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恣翁
紅の虞美人草は 麗人の屍に宿り 花開きけむ
23
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けら
散る花は桜真白に見る胸に 季節はずれの雪降り積もる
8
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恣翁
ささくるる知覚を 優しく包み込み 全てを暈す 春の雨かな
29
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沙久
ナイフ入れスッと自分を切り開く まだ出ぬ萌芽のあることを知る
15
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