詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
幸子
開花待つ標準木を境内に守る社に人絶え間なく
12
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inosann
何処にか思いを馳せて開くドアー いつもソファーに座りし義母は
17
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夢士
野の原の繁縷摘みたる幼児の面影遥か夢と消えゆく
12
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夢士
夕闇に沈みゆく月眉の月孫と遊びし一日おえる
12
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うすべに
去る冬の風にほどけた赤い糸 きみの庵にも春の雪降る
20
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灰色猫
あたたかな薦を脱がされ啓蟄のいろはの松は恥ずかしそうに
20
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へし切
春さりて野辺のさわらびあおあおと萌えいづるかな懐かしき里
18
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横井 信
春近く西の空へと逃げてゆくオリオン座へと告げるおやすみ
14
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夢士
朝焼けの中にくっきり山白し早春のゆき丹沢の嶺
13
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滝川昌之
春雷は去りゆく季節(とき)の断末魔 梅花散らして咆哮の空
21
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煩悩
濁点のない生活を送るチカチカと蛍光灯に点滅する俺
9
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灰色猫
悠久の月が生み出す生命のひとつが君の命であること
17
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灰色猫
星々を着飾りながら冬の夜の月がわたしに恋をしている
17
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灰色猫
月面にぼくの笑顔を描いとくね君が孤独にならないように
15
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灰色猫
月に降り地球を眺む清らなるいと塩っぱい水の惑星
13
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灰色猫
春風と淡い月とが恋をして生まれた桜が散ってゆきます
18
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KEN
枯れ草に 埋もれ哀しむ 棚田にて 誰を呼ぶかは 鳴き交ふ雀
16
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滝川昌之
ボス猫に浮気の虫が疼き出しニャーゴニャーゴと春の夜会よ
21
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横井 信
たなびいた雲の向こうの春山へ小鳥の歌は目覚めを告げる
16
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うすべに
鳥も来ぬ荒れ果てた庭 山寺の 咲いた白梅苔むす枝に
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