詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
スミレ
「これが手」と手といふ言葉を云ふ前に深く感じてゐられればよい
3
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灰色猫
影清き 月へ向かえば おのずから 心の膿も 洗われてゆく
30
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大埜真巫子.
微熱には 不可思議な力あるみたい 世界が すこし違って見える
19
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秋日好
赤い実が滝のごとくにしなだれて時の流れをてのひらに受く
17
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大埜真巫子.
娘との 時間は ゆっくり 過ぎていく 後から見ると 早いそうだ
15
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大埜真巫子.
知っている 自然に匂いのあることを そのそれぞれに 思い出がある
21
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へし切
侘びもせず言葉巧みに訂正と威厳繕ふ悲しき組織
22
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あまおう
つんつんと秋の便りをおいて去る とんぼは とても忙しそうだ
23
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大埜真巫子.
アカシジア 医原性の現象を わたしたちは 笑うしか無い
15
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天野
「早過ぎる死」とかいうけど「ちょうど良い死」なんてどこにあるっていうの
45
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秋日好
迷惑と思えば動けず いいだろと思ってしたこと人を傷つけ
11
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灰色猫
ぼんやりと真昼の月を眺めてた なぜ僕は今涙してるんだろう
17
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有
あてのない この人生に 一度だけ 夢をみました いい夢でした
8
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有
梨の花 よき実をつけよ みやびとに もてはやされぬ 幸ひのうち
2
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ゆうくん
初秋の グラスハーブに 注ぐ雨 青い朝顔 音をあなたへ
5
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車男
平等に与えられたるこの自由 宇宙の如き三十一文字は
30
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恣翁
破れ家に夕月入りて 蜘蛛の網を払ひて垂るる幾筋ぞ照る
18
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へし切
夕闇をやさしくつつむ仄明かりおわら恋歌胡弓がむせぶ
29
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速魚
雨上がり 蜘蛛の巣のうえ涼やかに銀のティアラがわたしに届き
9
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すばる
この気持ち言葉で穢さない様にただぼんやりと空を眺める
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