祐鈴のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
ひび割れど捨てられぬまま生かされる 人の器や用ならずとも
15
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詠み人知らず
ドップラーかかる未明のサイレンに 父母を思えど身体動けず
10
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日向猫
今できるせいいっぱいのほほえみをあなたに向ける それしか持たぬ
27
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詠み人知らず
肩をぽん!お茶にしようと誘われて 小振りな驚き演じて見せる
15
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あき
唐突に出雲の神に祟られてきみの前ではくちがきけない
16
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夏恋
そこここに君の気配を探る秋君はわたしを探さぬだろに
21
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みなま
神無しと思えどはかなき憂き世にも もどる途ありきみな忘れそ
9
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高見澤マツノ
幼き日晴れ着にお面付けさせて繋ぐ娘の手の温もりを
6
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詠み人知らず
エチレンを自ら放ち成熟し やがて腐って種を落とさん
12
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詠み人知らず
右耳に虫の音とどき左から 排気音でも秋はちかづく
16
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日向猫
先進の電波で届く貌も触れれば コツリ 硬質の壁
22
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恣翁
迸る垂水の脇に 秋の陽と飛沫を浴びて咲ける秋桜
30
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inosann
彼岸花の花期を終えたり傍らに青一色の蜜柑が揺れる
17
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みなま
むきだしに陽にさらされたかなしみはしなびもせずにただ炙られる
7
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詠み人知らず
大陸の高気圧という澄んだ音 さあもうひとつ片付けましょう
16
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只野ハル
三つめでボタン留める手迷い出しできないと言う母を励ます
9
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只野ハル
ミクロより小さな家に住むミクに耳を塞がれ囚われている
2
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inosann
遅起きの休みの朝に髭を剃る生きてる己を確かむように
9
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詠み人知らず
玄関に小さな靴が並んでる その仕合わせに気づけぬ若さ
19
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遠井 海
人びとの外罰的な発言に刺され血を吹く自罰型脳
13
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