まがねのお気に入りの歌一覧
浅草大将
忘れ草拾ふわが身をみすずかる信濃が牧のうしとこそ思へ
11
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まるたまる
踏切の向こうに会える筈のない君が立ってる世界は無音
14
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紫草
雑草は抜かねばならぬと励む手をとどめ惑わす小さき花は
19
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あまおう
熱帯夜湿度の底で僕を待つ気泡か吐息かわからぬ人魚
27
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卯月
打ち上げの順番を待つ犬の名を抱いて月にもなれない僕は
3
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詠み人知らず
薄紅に 染まる夕暮れ ぼんやりと 人待ち顔の 片割れの月
29
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恣翁
長雨の続きて 主と床の中 野暮はお止しよ てるてる坊主
26
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詠み人知らず
勧められ 夢中で読んだ 小説に 君の感じた 軌跡を辿る
24
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恣翁
後先に 纏はり付ける孫を見て 歩き難きに嬉しげな翁
29
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浅草大将
ぬばたまの闇に隠れて生くる身の名こそベムベロそしてベラなれ
8
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卯月
夕飯を作りたくないなどという理由で家出をしたい夕暮れ
5
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たかはし
別れ告ぐ 桜の気配の 学び舎に制服は明日 思い出になる
15
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紅
「おかあさん」子の似顔絵に居る我と同じ笑顔で明日も過ごそう
14
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聴雨
侘しさに月なき窓を眺むれば君よりとどくふたたびの雨
21
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まるたまる
情熱を固い蕾に閉じ込めてルージュをひいた白き山茶花
11
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さる
晩秋の落ち葉とともに逝きし人毒舌をきき独り涙す
8
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浅草大将
天つちの崩るる日には廃れたる豆腐屋こそが喇叭吹くべし
15
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まるえふ
いつかまたここで会おうと寂しさで終わりたくなく嘘を分け合う
28
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緋色
メモ帳の法事の文字を強引にめくる風 あぁ、貴方でしたか。
9
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緋色
面影を探す瞳を遮ったイチョウはかつて緑であった
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